大切な写真を処分する際に、供養をすることの意味 - まんてん録

大切な写真を処分する際に、供養をすることの意味

写真を処分する際に供養をするかどうかは、個人の信仰や価値観によって異なります。

これまで大切にしてきた写真やアルバムを、ただ捨てるのは忍びない、感謝を込めて供養したいと思う方もいれば、一方で供養をする必要性をまったく感じない人もいるでしょう。

日本では古くから、写真や人形には魂が宿っており、それらのものを手放すときは供養しなければならない、という考えが浸透しています。そのため、処分をためらう方も多いことでしょう。

神社やお寺などで供養してもらうに越したことはありませんが、必ず供養しないといけない訳ではありません。

「過去の物を手放すと運気が上がる」とも言われています。処分前にできること、後悔しない手放し方をご紹介します。

 

<供養することの効果>

. 思い出を整理し、後悔や心残りを軽減する効果

写真を処分することは、その写真に対する思い出や価値観を捨てることにつながります。しかし、供養をすることで、その写真に対する感謝の気持ちを表現し、思い出を整理することができます。そのため、写真を処分した後も、後悔や心残りを感じることが少なくなります。

. 過去とのつながりを大切にする効果

供養をすることで、写真に写っている人々や縁あるものに対する感謝の気持ちを表現することができます。そのため、過去とのつながりを大切にし、自分自身の人生を振り返りながらも、現在と未来に向かって進むことができます。

. 心を整え、気持ちを落ち着かせる効果

写真を処分することは、別れや喪失感を伴うことがあります。しかし、供養をすることで、その写真に対する感謝や愛情を表現し、心を整えることができます。また、供養をすることで、気持ちを落ち着かせ、心を安らかにすることができます。

 

<供養の方法>

.供養の方法は多様である

写真の供養方法は、地域や宗教、個人の信仰や習慣によって異なります。一般的な供養方法としては、お焚き上げ、お水取り、お墓参りなどがあります。それ以外にも、お花を手向けたり、お線香をあげたり、祈りを捧げたりする方法もあります。

.写真に合わせた供養方法を選ぶ

例えば、写真に写っている人やペットが亡くなった場合には、お焚き上げやお水取りが適切な方法となります。思い出の写真を処分する場合には、お花を手向けたり、お線香をあげたり、祈りを捧げたりする方法が適しています。

.心を込めて供養する

供養をする際には、心を込めて行うことが大切です。写真に写っている人やペットへの感謝や愛情を込め、丁寧に手を合わて祈りを捧げることで、供養の意味がより深くなります。

.自分自身が心地よく感じる方法で行う

自分自身が気持ちを込められる方法で行うことで、供養の意味をより深く感じることができます。

 

<写真の処分方法>

1.燃えるゴミとして捨てる

写真は一般の可燃ゴミとして処分することが可能です。いつものゴミ袋に入れて捨ててしまっても大丈夫です。(ほとんどの自治体では問題ないと確認できましたが、全ての自治体を確認したわけではありません)

2.業者に依頼する

リサイクル業者が溶解処理というサービスを個人向けにも扱っています。

溶解処理とは、大型ミキサーのような機械に、段ボール箱に梱包された機密書類を未開封のまま投入し、水と機械の撹拌力にてバラバラの繊維になるまでほぐす方法です。この処理方法は、焼却とは違い二酸化炭素(CO2)を排出しません。処理後の紙はリサイクル可能なので、地球にやさしい処理方法のひとつです。

ただし、注意点があり、写真自体の素材は紙ですが、インクが特殊加工のため溶解処理が出来ません。家庭用プリンターで出力したものであれば、受入可能となります。

3.神社やお寺でお焚き上げをする

「お焚き上げ」とは、魂が宿っているように思えて粗末に扱うことができない品物を、神社や寺院などで神主や僧侶がご供養し焼却することです。お焚き上げは、ご祈祷やお経などのお祈りを捧げてお品を「浄化」すること、その後にお品を焼いて「浄火」することの二つの行いから成り立ちます。

お近くの神社やお寺にお願いするか、または郵送対応の所や代行サービスもあります。

 

<処分前にできること>

1.自分でできる供養

写真やアルバムに塩を振りかけてから、白い布や和紙でくるみましょう。

一般ゴミとして捨てる際にも、こうすることで写真が見えなくなり、個人情報の観点からもおすすめです。

2.写真のデジタル化

データとして残しておけば、いつでも見返すことができ、モノ自体を手放すことができます。

3.一般ゴミで出す際の注意点

ご自身や家族・友人などが写っている写真には、色々な情報が写り込んでいる恐れがあります。

できれば、①のように包んでから捨てるか、ひと手間かかりますが、水を張ったバケツに塩素系の漂白剤を混ぜて写真のインクを抜いてから捨てる方が安心です。

<まんてん録での写真供養と廃棄>

まんてん録では、写真・アルバムのデジタル化をご注文いただいた場合、もれなく写真の供養・廃棄を無料で選択することが可能です。(返却も勿論可能です)

写真の供養:

最低でも1年間は自社の倉庫に保管して、万が一の修正やお客様の心変わりがないことを確認してから、毎年12月に西脇市中畑町の真言宗の住職を施設に招いて、写真供養を実施します。

写真の廃棄:

全ての写真を焼いてしまうのではなく、環境に配慮した形で一部の紙写真だけを焼却します。残りの写真は先の「溶解処理」にて個人情報に配慮した形で廃棄させていただきます。

兵庫県の田舎で広大な敷地と自社倉庫を構えているからこそ可能なサービスです。デジタル化後の写真原本を供養・廃棄を望まれている場合は、まんてん録にお任せください!!

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