写真・アルバムを自分でデジタル化しよう!
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現像した写真は時間を経るにつれ劣化していきます。家族や友人との大切な思い出をいつまでもキレイに保存するためには、デジタル化の一択です。
デジタル化はしたいけれど、どうやったらいいのかわからない、初心者の自分でもできるの?という方に向けて、自宅でのデジタル化に必要なスキャナの選び方・使い方を、初めての方でも簡単に理解できるように解説します。
ちなみに、写真をデジタル化する方法は主に4つあります。その中で今回は、自宅でスキャナを用いて行う方法について説明します。
<写真の選別>
まずは、家中にある写真・アルバムをすべて集めてみましょう。大量にある場合、すべてをスキャンするには膨大な時間と労力を要します。ピンボケしているもの、同じような写真が何枚もある場合は、残したいものを選ぶことをおすすめします。
そして、年代順に並べたりイベントごとに分類しておくことも、事前の準備として大事です。また、写真の状態(破れ、付着物)やサイズによって分けておくと、作業しやすくなります。
<デジタル化の手順>
1.スキャナの用意
写真をデジタル化するには、スキャナが必要です。家庭用のプリンターにもスキャン機能が付いているものもあります。スキャナには、一般的なフラットベッドスキャナや写真専用のスキャナがあります。写真専用のスキャナは、高解像度で色の再現性に優れていますが、一般的なフラットベッドスキャナでもデジタル化は可能です。
どの程度の品質で写真のデジタル化したいのかをまず最初に考えましょう。単に記録として残すのであれば、安価なスキャナーやスマホでも十分なレベルです。将来的に印刷する可能性があったり、テレビで観たりする可能性があるのであれば、スキャナー選びは慎重におこなう必要があります。
2.スキャナのセットアップ
スキャナをコンピュータに接続し、必要なソフトウェアをインストールします。スキャナの取扱説明書に従って、セットアップを行ってください。
3.スキャンの設定
スキャナソフトウェアを起動し、スキャンの設定を行います。解像度、色の再現性、ファイル形式などを選択してください。写真を保存するフォルダーも指定してください。
4.写真のスキャン
スキャンボタンを押して、写真をスキャンします。スキャンした写真をプレビューし、必要に応じて修正してください。
5.ファイルの整理
スキャンした写真を整理するため、必要に応じてフォルダー分けをしたりファイル名を変更します。
<スキャナの選び方>
◆スキャナの種類
フラットベッドスキャナ:コピー機のようにガラス面に原稿を置いて読み取るスキャナ。
カードサイズ以下の小さい写真や、厚みのあるもの、破れているものでもスキャンできます。
シートフィードスキャナ:自動給紙装置が搭載されていて、ローラーで原稿を送りながら読み取るスキャナ。
バラ写真など1枚ずつのものを大量にスキャンするのに適しています。ただし、裏面に粘着物や紙片などが付いていたり、破れている写真はスキャンできません。
スタンドスキャナ:電気スタンドのようなデザインで、置いた原稿を上から撮影して読み取るスキャナ。
卒業アルバムなど製本されているものでも綴じ代部分が暗くならずにスキャンできます。
◆スキャナを選ぶ際のポイント
1.解像度
写真をデジタル化する際には、文書に比べ高い解像度が必要です。一般的に、600dpi以上の解像度を持つスキャナが推奨されます。
2.色再現性
CIS方式とCCD方式の2種類があり、写真の色再現性が高いのはCCD方式です。
3.価格
スキャナの価格は様々で、基本的には高価なものほど高い性能を持ちます。自分のニーズと予算に合ったものを選びましょう。
4.操作性
操作が簡単であることが望ましいです。特に初心者にとっては、使いやすいスキャナを選ぶことが大切です。
<バックアップについて>
スキャンした画像データは、PC本体以外にもバックアップをとることが重要です。
外付けハードディスク:外付けハードディスクは、容量が大きく安価なものが多く、データの移行やバックアップによく利用されています。
クラウドストレージ:クラウドストレージは、データの共有やバックアップに便利なサービスです。Google Drive、OneDrive、Dropboxなどのサービスがあります。
DVD・USBメモリ: 手軽に持ち運べ、人に渡すことができます。特にDVDに保存する場合は、データの長期保存が可能です。
複数の場所に保存する:スキャンした画像データは、1つの場所に保存するだけではなく、複数の場所に保存することが望ましいです。例えば、外付けハードディスクに保存したデータをクラウドストレージにもバックアップするなど、複数の場所に分散させることで、データの安全性を高めることができます。また、バックアップをとる際には定期的なバックアップを行うことが大切です。そして、保存先のハードディスクやメディアの寿命に注意することも必要です。
<代行会社への依頼>
記載したように、写真のデジタル化を始めるのは非常に簡単です。
非常に簡単ですが、時間は想像を超えて掛かります。特に、こだわりを持って1枚・1枚丁寧にデジタル化を進めると、1週間~1ヶ月とあっという間に過ぎてしまいます。
そんな場合は、写真のデジタル化サービスを提供している会社の利用も検討してみてください。
他のブログでデジタル化サービス会社の比較を掲載しています。是非、参考にしてみてください。
【2023年度:最新版】写真・アルバムのデータ化サービス会社7社比較